呼吸療法認定士合格のすゝめ

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呼吸療法認定士 再受験するか?しないか!?

 

私は、呼吸療法認定士試験に1度失敗しました

 

不合格だった方、悔しいですよね。

私もめっちゃ悔しかったです。

中には、再受験するかどうか迷われている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

ここでは、不合格になった方、特に再受験を悩まれている方へのアドバイスになればいいなと思い、まとめたので、読んでみてください。

 

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呼吸療法認定士の難易度

呼吸療法認定士の合格率は毎年50から60%程度で推移しています。

 つまり、半数近くの方が不合格になっているのです。

 

各専門職の基礎知識があった上で受けてもこの合格率です。

 

理学療法士の国家試験の合格率が90%近くあるので、合格率から考えると、難易度は高い方だと言えるのではないでしょうか。

 

背景として、呼吸療法認定士の試験を受ける方は、すでに看護師や臨床工学技士、理学療法士などそれぞれの資格を持っています。

 

皆さん仕事をしながら、普段の研鑽もしながら、勉強をして試験に挑むということが挙げられます。

 

例えば、学生であれば、国家試験に合格することにフォーカスして時間も労力も費やしていけますが、そうではないですよね。

 

出題範囲も、職種の分野を超えて多岐に渡るということもあります。

 

そういった点が、この試験の難易度に影響しているのかなと思います。

 

 

 

 

再受験のすすめ

この試験の合格者をみると、看護師、理学療法士作業療法士で80%以上を占めています。

 

そもそも、各職種とも呼吸療法認定士の資格が無くても仕事をしていける人達なのに、この資格を取る必要かあるのか?

 

もちろん、呼吸療法チームの一員として、バリバリされる方もいらっしゃいます。

 

でも正直、取得したとしても業務内容はほぼ変わらないという方も多いはず。

 

給料だって上がる訳でもないし、現時点で診療報酬においても加算などありません。

 

それでも、この資格は、毎年定員をオーバーするほど申込みがある人気です。

それは何故なんでしょうか。

 

やはり、どの専門職も、さらなる専門性を持って『自分に付加価値をつけたい』『目の前の患者さんに活かしたい』からではないでしょうか。

 

 

 

理学療法士の例でいえば、理学療法士は、今後、飽和する時代がもう目の前まで来ています。

 

そのうち振り落とされます。

 

一般の大企業でも、普通にリストラが行われている現実。

 

新型コロナウィルスの影響で、経済はさらに落ち込みます。

 

これは他人事ではありません。

 

経験年数だけあって、対外的に自分の価値を示すものがないとなると、どうでしょう?

 

経験年数が多くても少なくても、組織に入ってくる報酬は同じですよね。

 

一方、経験年数が多い人は人件費が高い傾向にあります。

 

人件費からみると、リストラの声がかかる候補になってしまうのかなと思います。

 

そう考えると、呼吸療法認定士の資格は、比較的付加価値の高い資格ではないでしょうか。

 

急性期から維持期まで、呼吸療法の必要とされる場面は多いですし、認知度も高いです。

 

 

 

もちろん、呼吸療法認定士だけが付加価値ではありません。他にもあります。

 

しかし、1度は目標持って目指した道です。

 

諦めたらもったいないと思いません?

 

失敗で終わらせるのか。成功への糧とするのか。

選べるのは自分だけです

 

ぜひやり切りませんか?私はやって良かったです。リベンジしましょう!

 

志ある仲間が増えることは嬉しいです。

 

 

  

 

再受験する際に行ったこと

まずは、試験内容を覚えている範囲で書き出したり、問題集にチェックを入れて復習しました。

 

次に、試験を受けてみて難しかったと思う要素は何でしょうか。

分析してみてください。

 

・数値を覚えきれていなかった

・計算ができなかった

・状況設定問題に対応できなかった

・そもそも勉強時間が足りなかった

 

など、感じたことがあったのではないでしょうか。

 

試験内容は公式テキストから出題するということになっていますが、試験に合格するためには、『問題に慣れておくこと』『対策をしておく事』は重要だと思います。

 

問題に慣れていくには、やはり問題集を活用することが必要だと思います。

 

私が使用した問題集などを紹介したページがあるので、ぜひ参考にしてみてください。

 

ptrehasho5.hatenablog.com

 

問題集を解いてみて間違えた問題が多かった分野は、特に公式テキストを読み込んで理解をすると良いと思います。

 

自分なりに絵を書いてみたり、どうしても覚えられない時は、語呂合わせを作って覚えたりしました。

 

後はアウトプットすることもかなりお勧めです。

『アウトプットするまでがインプット』

と言われる位、これをするだけで定着率が断然違います。

 

  

 

 

勉強時間の作り方

『勉強時間が足りなかった』と分析された方もいらっしゃると思います。

 

その原因は何でしょうか?

 

去年と同じ生活をしていると、同じ結果の繰り返しです。

 

どうやったら勉強時間を確保できるのか考えてみましょう。

 

時間は作るものです。

 

 

 

私の場合は、0歳の子供がいたので家に帰ってから積極的に育児に参加していました。 

 

子どもが寝静まるまではほぼ勉強が出来ませんでした。

 

でも、比較的、朝方はしっかり寝ていることが多かったので、朝早起きをして勉強する習慣にしました。

 

あと、通勤時間と職場での昼休みは勉強の時間に当てました。

 

そして、家族(妻さん)との目標共有です。

 

世の男性の皆さん、育児と言うものは想像以上に大変です。

 

生意気なことを言うようですが、自分にできる家事や育児は積極的にやっていきましょう。

 

例えば

・オムツ交換を一緒にする(寝返ったりして暴れたら大変なんだ)

・洗い物が終わって乾燥した食器を棚に戻す。

 そんなちょっとしたことでも助かるそうです。

誰でも出来ます。

 

少し脱線したかもしれませんが、そういった積み重ねが、信頼となり、自分の勉強時間の確保にもつながるわけです。

 

「1時間勉強させてー」って言っても、きっと反対されないです。

 

もちろん、勉強時間確保のためにするものではありませんが、家事や育児に参加せずに自分の時間だけよこせと言うようなことがないようにしよう!と言うことです。

 

  

 

最後に

再受験は、決して楽な道ではないかもしれません。

 

でも、ふつーーの、理学療法士の私がリベンジ出来たので、出来ますよきっと!!

 

これを読んで下さった方にとって、ひとつ前に進んでいけるきっかけになれれば、嬉しく思います。

 

※個人的思考のため、言葉足らずで不快な思いをされた方がいらっしゃれば、申し訳ありません。